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100分de名著シリーズです。

前半はカントが人間がどのようにものを認識しているかをカントなりに整理しています。

実際のものがある世界(叡智界)と、感覚を通してそれらを理解している(現象界)私たちの世界観は確かにそうだなと思いました。人間に共通して組み込まれている認識のパターン(悟性)を検討して、人々が共通して認識できる仕組みを説明しようとしているようです。

後半は自由(意志)とは?みたいな問題に切り込みつつ、よく生きることについて考えていくのが面白かったです。結論として、自由意志を大事にして道徳的に生きよみたいな話をしているのが、前半の話はなんなんだ?と思いつつです。

ハイデガーの時も思ったけれど、哲学ではどう生きるかは結構重要な問いなのだろうなと思いました。(それとも100de名著の編集の方向もあるのでしょうか。)

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