投稿者: rilmayer

情報学のアウトラインを描く

最近、「情報学とはなんぞや」ということを考えています。
情報学について調べていると、どうも図書館情報学の言う「情報学」と情報学(情報学研究の第一人者である西垣通などが提唱する研究領域)による「情報学」に違いがあるような気がしています。というか違いがあります。

図書館情報学と情報学がうまくまとまるための着地点を考えてみます。
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主成分分析を学ぶ

主成分分析を学びたい人におすすめの教科書(ネット上のPDF文書)紹介です。

Rを用いた主成分分析(著:宮田庸一)
上のアドレスでPDFファイルにアクセスできます。

こちらの教科書はただ単にRの使い方を説明しているだけでなく、
主成分分析の理論を文系でも分かるところから解説しています。
実質、高校を卒業できていれば理解できる内容です。
また、例題や演習問題も丁寧についているので大変学びやすいです。
主成分分析について学びたいのなら、お金出して教科書を買うよりも良いと思います。

主成分分析は様々な場面で使うことのできる多変量解析の重要な一手法です。
感覚では分からないような大量のデータについて、傾向を把握することができます。
(簡単に言うと、いくつかの変数をまとめてデータを見やすくします。)

昨今、ワンクリックで各種の統計操作がさできるようになってきていますが、やはり中で何が起こっているのかくらいは分かっていた方が良いのではないでしょうか。

文章チュータリング

先日『文章チュータリングの理念と実践(佐渡島紗織・太田裕子 編)』という本を読みました。
私も大学のバイトでレポートの添削や課題の相談を受けているので、同じような立場(大学のチューターなど)の方は興味を持って読み進めることができるのではないかと思います。
全部読み終わったわけではないですが、とても役に立つ考えがあったのでここに記しておこうと思います。
(※大学での文章教育についてです。)

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ネットへの写真投稿でお土産屋は商売繁盛?

面白い論文を見つけたので紹介します。
今回紹介する論文は「ソーシャルメディアの写真投稿とお土産消費の関係:初期調査結果」です。
(引用元)
著:B. Bynum Boleya, Vincent P. Magninib, Tracy L. Tutenc 「Social media picture posting and souvenir purchasing behavior: Some initial findings」→論文購入サイト

この論文では旅に出たときに写真を投稿する人(写真投稿者)とそうでない人(非写真投稿者)の間にはお土産消費の行動に違いがあるかということを明らかにしています。具体的には以下の4つの問いを立て、それを明らかにしています。
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パターン認識と特徴ベクトル抽出

今日、パターン認識について少しかじったのですが、当初想定していたものと違ったことに驚きました。ということで当初想定していたパターン認識と実際のパターン認識の違いについてまとめておこうと思います。何事も偏見で語ってはいけず、きちんと勉強してみないといけないなと思いました。
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Yahoo!の形態素解析サービス使ってみた

Rubyを用いた自然言語解析をできるWebサービスを簡単に作れる方法はないかということを考えました。
Yahoo!のサービスで自然言語解析のAPIが公開されているようなので、そちらを用いて簡単なプログラムを作ってみました。
今回作ったのは文を入力すると語に分解して分かち書きしてくれるものです。

文末にソースコードを載せておくので参考にしていただけると幸いです。
また作成にあたって、Yahooで形態素解析ができるを参考にさせていただきました。
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ミームという概念について

先日『遺伝子vsミーム(著:佐倉統)』という本を読みました。
ミームという概念について面白く解説してくれている良書でした。

さて、ミームという概念ですがあまり一般的ではないような気がしますので簡単に説明しておこうと思います。以下の文では、私の誤った解釈が含まれる可能性があることに注意してください。

ミームは生命の進化論を考える際に遺伝子との類推で考えられた概念です。例えば、生命が進化していく際、遺伝子は前の世代から次の世代へとその形を変えながら伝わっていきます。それに対応して人から人へと伝わっていく文化伝達の単位を「ミーム(meme)」といいいます。文化伝達つまり、模倣の単位です。ミームは例えば「メロディー」や「服の流行」などがそうであるといいます。
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