面白い論文を見つけたので紹介します。
今回紹介する論文は「ソーシャルメディアの写真投稿とお土産消費の関係:初期調査結果」です。
(引用元)
著:B. Bynum Boleya, Vincent P. Magninib, Tracy L. Tutenc 「Social media picture posting and souvenir purchasing behavior: Some initial findings」→論文購入サイト
この論文では旅に出たときに写真を投稿する人(写真投稿者)とそうでない人(非写真投稿者)の間にはお土産消費の行動に違いがあるかということを明らかにしています。具体的には以下の4つの問いを立て、それを明らかにしています。
- 写真投稿者は非写真投稿者よりもプレゼントとしてお土産を購入するのか
- 写真投稿者は非写真投稿者よりも記念としてお土産を購入するのか
- 写真投稿者は非写真投稿者よりも証拠としてお土産を購入するのか
- 写真投稿者は非写真投稿者よりも記念品として地域の特産品を購入するのか
調査はアメリカの経営学部の学生に対して、Web調査を行ったようです。
んでもって調査結果を共分散分析(ANCOVA)にかけて分かったのが以下の通り。
- 写真投稿者は非写真投稿者よりもプレゼントとしてお土産を購入する(5%の信頼区間)
- 写真投稿者は非写真投稿者よりも(統計的に)記念としてお土産を購入すると言えない
- 写真投稿者は非写真投稿者よりも証拠としてお土産を購入する(5%の信頼区間)
- 写真投稿者は非写真投稿者よりも記念品として地域の特産品を購入する(5%の信頼区間)
いずれにしても写真投稿者と非写真投稿者の間にはお土産購入に差があり、
ソーシャルメディアに写真をアップする人の方がお土産を購入するようです。
お土産店はソーシャルメディアに写真をアップさせる工夫をすると良いようですね!
コメントを残す