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久々のブログ更新です。

今年の4月中旬〜現在にかけて社会人生活史上最悪な精神状態だったのですが、徐々に持ち直ってきました。今後はもう少しクイックに回復できるようにということでメモを書いておきます。

この記事の内容は以下の通りです。

  • なぜこんなにもバッドな状態になってしまったのか(予防できなかったのか)
  • やってみたこと(効果があったことなかったこと)
  • 持ち直しの過程(結局どうすればよかったか)

色々書いてますが、結論としては『道は開ける(D・カーネギー)』を読んで実践しようということになるかと思います。

なぜバッドな状態になってしまったのか

どんな状態?

だいたい4月中旬くらいから、精神的にまいってしまった状態になっていました。今も完全に回復した訳ではないですが、具体的には・・・

  • 朝起きられない/夜眠れない … 朝起きた瞬間に気分が(なぜか)憂鬱すぎて会議などの予定のギリギリまで寝てしまう、夜眠くならないというか気持ちよく寝れない
  • やるべきことをまとめられない/優先度をつけられない … 頭の中にやるべきことがぐるぐるしており、あれもこれもやらねばという状態、TODOリストなどがうまく使えない、連絡をすぐに返せないなど
  • 頑張れない/やるべきことを終えずに寝てしまう … 今日中に終わらせようと意気込んでいたことが今日中に終わらない、心が折れて寝てしまう

きっかけ

4月中旬から本業が急激に忙しくなり余裕がなくなってしまい、もともとやっていた本業以外の活動に時間が割けなくなってきたことが大きな一つのきっかけのように思います。

  • 本業が、完全にリモートワークとなってしばらく経っていたことや、緊急時に時間外にも対応する必要が出たりすることによって、仕事時間とプライベート時間の区切りが曖昧な状況が加速したこと
  • 上記に付随して、副業など本業以外の活動に関して計画の変更が必要になり、そのハンドリングをするための余裕が取れないままなし崩し的に状況が悪化したこと
  • 計画通り進まないということが少しずつ積み重なって、結果としてどう頑張っても何も完了しない(と思い込む – その時はそうとしか思えない)という状況になってしまったこと

今思うと以下のような負のループにはまっていた模様です。

時間的・精神的余裕がなくなる → 計画そのものを見直す時間がない → ひとまず目の前のタスクを消化する → 終わらない → 時間的・精神的余裕がなくなる

これは予防できたか

事前にスケジュールとして余裕を組み込んでおくべきでした。立て直しのために考える時間を最初に確保できなかったのが、ダメだったように思います。

また、時間的・精神的余裕がなくなっていることをもう少し機敏にキャッチできると良かったかもしれません。仕事のアウトプット自体はそこまで悪くなかったので、意外と精神がまいっていることには気付きにくかったのでした。

これらのことから、今後のための予防としては以下の2点を明確にしておきたいです。書いてみると当たり前ですが、実践は意外と難しいですね。

  • トラブルは必ず起こるので理想的なスケジュールが必ずうまくいくと思わない、立て直しのための余裕(見直しを行う時間)を確実に考慮に入れる
  • 仕事のアウトプットと自分の精神状態は比例することもあるが、必ずしもそうではない(メンタルがダメになってるかは独立して確認する必要がある) → メンタルの不調を早めにキャッチできればケアも早めにできる

やったこと(やってしまったこと)やその効果

今振り返ると良いこと/悪いことをやっていたのでその時の行動を振り返ってみます。

悪かったこと

  • 現実逃避する(漫画、アニメ、ラジオなど)
  • 無理に生活リズムを正そうとする
    • 翌日のために早く寝ても、憂鬱な状態だと結局次の日も朝起きれないので単純に活動時間が短くなるだけだった
    • 生活リズム復活チャレンジで失敗するたびに落ち込む
  • 「自分はダメだ・・・」などの自己否定を行う
  • お酒を飲む
    • これは明確にダメで、以来お酒飲みたくなった場合はノンアルコールビールを飲むようにしました

効果不明

前向きになったような気もするが、結果としてあまり精神状態は向上しなかったような気がする。明確に効果があったとは思えないもの。

  • 夜のランニング
  • 雑談ベースのおしゃべり
  • お祈り(神社に行ったり、なんとなく神に祈ってみたりする)
  • とりあえず休む(休日をとって何もしない日にする)
  • 気分転換にホテルや旅館に泊まってみる

できなかったこと

  • 毎日瞑想すること

よかったこと

  • ノートを買ってそこに色々と書き出すこと(少し気分が良くなり、前向きになったものの、根本的な解決にはなっていなかったかも)
  • 『道は開ける』を読むこと (後述)

持ち直しの過程

根本的に頭スッキリして思考がクリアになってきたのは、『道は開ける』Part1-2「悩みを解決するための魔術的公式」を読みながら、考えを巡らせていた時のことでした。「悩みを解決するための魔術的公式」に関しては非常に単純で、以下の3ステップです。

  1. 「起こりうる最悪の事態」を考える
  2. やむを得ない場合は、最悪の事態を受け入れる覚悟をする
  3. それから落ち着いて最悪の状態を好転させる努力をする

「最悪の事態を想定して覚悟すること」が非常に重要です。まずは、このままダメになっていった場合にどうなるかを考えます。

自分の場合は色々な仕事が滞ってしまい、「今やっているあらゆる仕事が進まなくなって信用を落とし、その仕事ができなくなる」その結果として「全ての職を失う」のが最悪の事態に思えました。幸いにも自分はプログラミングやデータ分析、チーム開発の推進ができるので、仮に職を失ったとしても次の職は見つけられると思われました。そこで、このままの状態が続いた場合は「一時的に全ての職を失う」のが自分にとっての最悪の事態になります。幸いにも次の職探しまで食いつなぐくらいの貯金はありそうなので、飢え死にすることはありません。であれば、自分としてはOKです。

これが分かれば、この最悪の事態を覚悟するだけで、「もはや失うものはなくなる。裏を返して言えば、どう転んでも儲けものなのだ!(p.47)」ということになります。

こうした過程を経て、いかにこの事態を脱するかという方向に思考を使えるようになってきたので、徐々に対処していくことができるようになりました。

まとめ&過去の記事

ここまで書いていた内容に関して、実は5年前にも同じような記事を書いていました。5年もすれば、色々と忘れてしまう訳ですが、今回のことを機に定期的にこの本(道は開ける)を読み返す習慣を身に付けようかと思いました。

5年前の時はたしか修士論文の内容に関して病んでいたと思うのですが、その時も「悩みを解決するための魔術的公式」で回復していたと気付くわけでした。悩みの種類が違っていても、当てはめられるのはすごいことですね。

悩みで苦しいときに実践したい3つのこと

 

また、上記と関連して自己欺瞞的な状態にも陥っていました。それもまた5年前に対処法をメモっていました。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の紹介・感想

 

一気に全部は無理なので、少しずつ持ち直していこうと思うのでした・・・。

 

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